南極を発見したのはポリネシア人だったのか——伝説の航海者Ui-te-Rangioraをめぐる論争
7世紀にポリネシアの航海者Ui-te-Rangioraが南極海へ到達し、南極大陸を発見したとされる伝説を解説。19世紀にStephenson Percy Smithが「凍った海」と解釈したことが発端だが、クック諸島マオリ語には氷を表す言葉がなく誤訳の可能性も指摘される。Ngāi Tahuはこれを史実ではなく神話的な起源譚とみなし、研究者の間でも議論が続く。
クック諸島マオリ語にはヨーロッパ人到達以前に「氷」や「凍った」を意味する言葉が存在しなかったため、Tai-uka-a-piaを凍った海と解釈するのは誤訳かもしれず、別の解釈としては「クズウコン粉のような泡に覆われた海」となる。