コダックの「先取り発明」、月周回カメラは極秘偵察衛星由来
Kodak's "Pre-Invented" Lunar Orbiter Camera; Or, the Fate of SAMOS Readout

1966〜67年に月を周回したNASAのルナ・オービター計画で使われたカメラは、コダックが開発したが、その技術は1950年代に米空軍の極秘偵察衛星計画WS-117L(後のSAMOS)向けに作られたものだった。SAMOSはフィルムを軌道上で現像し、画像を地球へ電送する方式を採用。しかし技術的な問題で実用化されず、計画は中止された。その後、NASAがこのカメラを月探査に転用することを決め、ルナ・オービターで月面の詳細な地図を作ることに成功した。コダックは「先取り発明」と宣伝したが、実際は軍需技術の転用だった。
「ビマットはE-1とE-2の開発を始めた時から始まった。軌道上でフィルムを現像しなければならないと分かっていたからだ」