「ウエイズ・オブ・シーイング」のジョン・バーガー、伝記で甦る

John Berger: From Life by Tom Overton review – a vibrant biography

「ウエイズ・オブ・シーイング」のジョン・バーガー、伝記で甦る

美術評論家ジョン・バーガーの伝記『John Berger: From Life』が出版された。著者のトム・オーバートンは、バーガーが2009年に英国図書館へ寄贈したアーカイブのキュレーターを務めた人物で、バーガー本人との交流を交えた多層的な肖像を描く。バーガーは1972年のBBC番組『ウエイズ・オブ・シーイング』で知られ、芸術を社会や政治の産物として捉え、鑑賞行為自体を政治的行為とみなした。伝記は、彼の矛盾に満ちた人生(マルクス主義と高トーリー主義の混在、強制移住への怒りと自ら選んだ亡命生活)を隠さず描き、死後もなお影響を与え続ける批評家の姿を浮き彫りにする。

「私たちは決して一つのものだけを見ているのではない。常に、物と私たち自身の関係を見ているのだ」

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2026-08-21