生命はどれだけ長く待てるのか
How Long Can Life Wait?

宇宙空間で微生物がどれほど長く生き延びられるかを探ると、宇宙探査の三つの課題が見えてくる。探査機の汚染リスク、初期太陽系での生命の惑星間移動、そして火星や小惑星での生命発見の可能性だ。国際宇宙ステーションでの実験では、Deinococcus radioduransが3年間の宇宙曝露後も生存し、紫外線さえ遮れば数十年生き延びうると推定された。岩石内での移動を考えると、生命の火星起源説も現実味を帯びてくる。
宇宙空間で微生物が驚くほど長生きすることは、NASAが任務終了後に高価な深宇宙探査機を木星や土星へ衝突させ、制御不能な軌道に放置しない方針の正しさも裏付けている。