SLACが「第3の磁性」を実証、90年来の常識を覆す

SLAC researchers find proof of altermagnetism, a new magnetic phase

SLACが「第3の磁性」を実証、90年来の常識を覆す

物質の磁性は長らく強磁性と反強磁性の2種類だけとされてきたが、SLACが率いる研究チームがScience誌で第3の相「alternagnetism」の決定的な実験的証拠を発表した。候補物質のmanganese telluride(MnTe)に、従来の反強磁性体では説明できないカイラリティ(螺旋階段のような非対称な磁気構造)を直接観測。スピントロニクス分野への応用が期待される。

「強磁性体は磁場の影響を受けやすすぎる。ポケットに永久磁石を入れてスピントロニクス素子のそばを歩くだけで、ビットが反転して保存データが乱れかねない。反強磁性体はその問題を解決するが、実質的に目に見えないため、データを読み出したり効率的なスピン流を駆動したりするのが難しい」

この日のほかの記事

2026-11-02