肥満は1980年に突然始まった——その原因を誰も説明できていない
A Chemical Hunger (2021)

米国人男性の平均体重は1世紀で155ポンドから195ポンドに増え、肥満率は1%から36%へ。だが増加は1980年頃に急に始まり、それ以前は数十年かけて緩やかに進んでいた。実験室のラットや野生動物まで太り続け、糖質中心でも痩せたままの狩猟採集民もいる。既存の説明ではどれも辻褄が合わない、と著者らは指摘する。
1980年に一体何が変わったのか。現代の常識は「年を取るほど太る」と言うが、歴史的にはむしろ逆で、かつては多くの人が年齢とともにわずかに痩せていった。