229Th原子核を捉えた世界初の核時計が動作

A nuclear clock synchronized to 229Th

229Thの核異性体は真空紫外域の遷移を持ち、レーザーで直接制御できる唯一の原子核だ。研究チームはカドミウム蒸気中の四波混合で148.4nmの連続波を10μW生成し、1.4μgの229Thを含むCaF2結晶を自作。光吸収分光で核スピンを操作し、フィードバックをかけて初の核時計を実現した。二つの独立結晶で周波数の再現性を確認し、固体核時計の実用化へ道を開く。

229Th異性体は唯一の例外である。その遷移エネルギーは真空紫外域にあり、現在のレーザー技術で直接扱える唯一の核遷移となっている。

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2026-10-10