ベンチを撮り続けた20年、写真が私に語りかけたもの

Your body of work thinks back at you

ベンチを撮り続けた20年、写真が私に語りかけたもの

私は何年もベンチの写真を撮り続けてきた。ある時アーカイブを見返して、ベンチが変化していることに気づく。肘掛けが中央に現れ、長いベンチは個別の席に分断され、寝にくい形状へと変わっていた。これは敵対的建築と呼ばれる公共空間の設計だ。意図せず記録していた社会の変化を、写真の蓄積が教えてくれた。

写真を長年撮り続けると、あなたの脳がまったく関与していない証拠が蓄積されていく。その作品群を距離を置いて見直すと、意識的に入れた覚えのないパターンが浮かび上がる。

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2026-10-04