英国情報部IRDの偽情報作戦:笑いを誘う失敗の数々を描く書評

'Fakers' by Rory Cormac Review

History Today誌に掲載された書評で、Rory Cormacの著書『Fakers』を紹介。1948年設立の英国情報調査部(IRD)が行った偽情報・黒色プロパガンダ作戦を、失敗と道化の連続として描く。IRDは新聞への記事ねつ造や架空組織の創作などを行ったが、成果は疑わしく、しばしば滑稽な失敗を犯した。著者はIRDの活動を、Len Deightonのスパイ小説を思わせる退廃的で雨の多い世界として描写。IRDの歴史から、偽情報工作の複雑さと無意味さが浮かび上がる。

偽情報の流布は一種の芸術作品となり、その実践者たちは、それが何かの役に立つからではなく、その精巧さゆえに価値を見出すようになった——かつて人々がマッチ棒で模型の建物を作ることに価値を見出したように。

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2026-09-05