流体理論、21世紀へ 対称性からナビエ・ストークス方程式を再導出
Theory of Fluids Enters the 21st Century

20年にわたる取り組みの末、物理学者らが流体の理論を根本から再構築した。ナビエ・ストークス方程式は19世紀以来の形のままで、流体を構成する微視的な粒子の存在を考慮していなかった。新理論は、流体を対称性に基づいて定義し直し、ナビエ・ストークス方程式が対称性から導かれることを示す。これにより、方程式を超えて、微視的な粒子の運動に由来する新たな流体の振る舞いを予測できる。この進展は、宇宙の大規模構造を研究する宇宙論学者らによる、ブラックホールや宇宙全体を対象とした研究からもたらされた。
「ナビエ・ストークス方程式は非常に近似であり、正確な方程式ではない」と、マサチューセッツ工科大学の物理学者マイケル・ランドリー氏は述べた。