「チーズとうじ虫」:異端の粉屋が問いかける、歴史に名を残すとは何か

'The Cheese and the Worms' by Carlo Ginzburg Review

「チーズとうじ虫」:異端の粉屋が問いかける、歴史に名を残すとは何か

1976年に刊行されたカルロ・ギンズブルグの『チーズとうじ虫』が、改訂新版として復刊。16世紀のイタリアの粉屋メノッキオの異端審問記録から、彼の独自の宇宙観と信仰を描き出し、ミクロストーリアの金字塔となった。読み書きができた農民メノッキオは、チーズからうじ虫が湧くように世界が混沌から生じたと信じ、教会や秘跡を批判した。本書は、民衆文化と知識人文化の創造的対話を明らかにし、後の歴史学に大きな影響を与えた。

彼にとって、宇宙は腐敗に似た過程を経て混沌から生じた。神と天使は「チーズからうじ虫が生まれるのと同じように、自然によって生み出された」と彼は言う。

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2026-08-12