核パルスロケット:核爆弾で木星へ行く、12歳の発想

More Bounce to the Ounce – By Maciej Cegłowski

核パルスロケット:核爆弾で木星へ行く、12歳の発想

核パルスロケット(オリオン計画)は、船尾で毎秒1発の核爆弾を爆発させ、その衝撃波を巨大なショックアブソーバーで受けて推進するという、SFじみた構想だ。化学ロケットの推力と効率のトレードオフを根本から解決し、質量比1.5で火星に4,000トンを運べる性能を持つ。1958年にStanislaw Ulamが着想し、Freeman Dysonらが設計を進めたが、1964年に資金難で中止。本稿はその仕組み、失敗モード、そして「誰が操縦しても地球上最大の核兵器庫を手にする」という政治的課題まで、ユーモアを交えて解説する。

核パルス推進の最大の欠点は、何千発もの核爆弾を積むことだ。このロケットの操縦席に座る者は、即座に地球上で最大級の核兵器を掌握することになるという事実は、資金提供者たちの目にも明らかだった。

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2026-07-17