広島の雲:知られざる原爆雲の写真を検証する
The Clouds of Hiroshima

原爆の象徴として知られるキノコ雲。しかし、広島の雲を捉えた写真の多くは、実は爆発直後のキノコ雲ではなく、数時間後に発生した火災による煙雲(pyrocumulus)であることをご存じだろうか。本稿では、エノラ・ゲイの尾部銃手ロバート・キャロンが撮影した2枚の写真の違いを重ね合わせで検証し、地上から撮影された松重三男の連作や、広島平和記念資料館が確認した21枚のうちの数枚を紹介。さらに、キノコ雲の高さがワン・ワールド・トレード・センターの10倍以上あったことを示し、そのスケール感を伝える。
次にニューヨークのワン・ワールド・トレード・センターの麓に立ったとき、広島の雲はその10倍以上の高さがあったことを思い出してほしい。