芽は光を奪い合い、樹冠のかたちが生まれる
Growing Trees
Palubicki らによる SIGGRAPH 2009 の論文「Self-organizing tree models for image synthesis」を実装し、手続き的に木を育てた記録。芽が光を巡って競合し、得た光が根元へ集計されて成長リソースとして分配され、新たなシュートが次の光環境を変える——このフィードバックの繰り返しで樹冠が自然に形づくられる。ボクセルグリッドによる光の近似、成長リソースの分配係数、枝の自己剪定、パイプモデルによる幹の太さ、そして葉のカード表現まで、各段階を可視化しながら解説する。
アイデアは見事にシンプルだ。芽が光を奪い合い、木は成長リソースを芽の間に分配し、成功した芽が新たなシュートを生む。そのシュートが次のラウンドで利用できる光を変える。樹冠のかたちは、このフィードバックループから立ち現れる。