学生ストライキの判断に現れる数学の盲点
Fixed Points and Strike Mandates
コンパイラの最適化などで現れる不動点計算では、最小不動点と最大不動点のどちらを求めるかが本質的に重要だ。筆者はケベック州の学生組合が大学授業料値上げに抗議するストライキ決議を例に、同じ構造が実世界にもあると指摘する。各組合の決議は他の組合の参加を条件とし、単調性からTarskiの定理が適用できる。直感的なアルゴリズムは最小不動点に収束し、相互に待ち合うデッドロックを招くが、最大不動点を求めるべきだ。この盲点は意図的に選ぶべき問題である。
直感的な解は最大不動点に収束するが、我々が求めているのは最小不動点である。正しい初期値を設定することで、正しい不動点への収束が保証される。