「AT」コマンドが世界を変えた:Hayes モデムの遺産
Hayes AT command set
1981年にHayes Smartmodem向けに開発されたATコマンドセットは、ダイヤルアップモデムの事実上の標準となり、現在も通信機器で広く使われています。本稿では、その誕生の背景から、データモードとコマンドモードの切り替えに使われた「+++」エスケープシーケンスの仕組み、モデムの自動化を可能にした革新性、そしてTIA/EIA-602として標準化されるまでの経緯を解説。さらに、特許回避のためのTIES実装がもたらしたセキュリティ上の脆弱性(+++ATH0による切断攻撃)にも触れます。
コンピュータ業界は、ソフトウェアを通じてモデムにダイヤルする番号を指示する方法を必要としていた。