ノーベル賞受賞者がなぜ奇妙な理論を信じるのか「ノーベル病」の実態
Nobel Disease
ノーベル賞受賞者の中には、専門外の分野で科学的に疑わしい主張を展開する人が少なくない。この現象は「ノーベル病」と呼ばれ、受賞による権威が過信や確証バイアスを強化する可能性が指摘されている。2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞したポール・ナース氏は、「受賞後、自分がほとんど知らない問題についてコメントすると、ジャーナリストが真剣に取り合うようになった」と警鐘を鳴らす。本記事では、ライナス・ポーリング(ビタミンC大量摂取)やリュック・モンタニエ(水の記憶)など、具体的な事例を紹介し、知性と非合理性が両立しうることを示す。
「ノーベル賞を受けたことで注目されるのはお世辞にも嬉しいが、同時に堕落させるものでもある。私たちは皆、自分の能力以外の分野で過大な注目を受けることと、肥大化する自我に対する解毒剤を切実に必要としている。」