ノルウェー、サーモン養殖の世界的巨人が直面する代償

Norway Salmon

ノルウェー、サーモン養殖の世界的巨人が直面する代償

ノルウェーは1980年代、日本へのサーモン寿司普及作戦「Project Japan」を成功させ、世界のサーモン産業を牽引する存在となった。現在、同国は世界のアトランティックサーモンの半分以上を供給し、サーモンは石油に次ぐ主要輸出産業だ。しかし、その急速な成長はフィヨルドの生態系に深刻な影響を与えている。開放型の養殖網から排出される糞や餌の残りが栄養塩汚染を引き起こし、酸素濃度の低下や有害藻類の発生を招いている。さらに、病気や寄生虫による品質低下や、動物福祉への懸念も高まっている。ノルウェーは持続可能な養殖を目指し、閉鎖型システムなどの技術革新に取り組むが、課題は山積している。

「サケ養殖の欠点は、閉鎖系ではないことだ。壁も床も屋根もない家畜舎を海に置いたようなものだ」

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2026-08-02