MOF:砂漠の空気から水を生み出す「奇跡の材料」

Metal-Organic Frameworks, Chemistry's New Miracle Materials

MOF:砂漠の空気から水を生み出す「奇跡の材料」

金属有機構造体(MOF)は、結晶性の多孔質材料で、温室効果ガスの捕捉やナノサイズの薬物運搬体として利用でき、さらには砂漠の空気から水を採取することも可能です。その内部表面積は既知の材料の中で最大で、わずか1グラムでサッカー場全体を覆うことができます。バークレー校の化学者Omar Yaghi氏が開拓した「レティキュラーケミストリー」から生まれたこの材料は、現在約2万種類が存在し、炭素回収や医療など様々な分野での応用が進んでいます。Yaghi氏のチームは、太陽光のみで動作する再利用可能な水採取システムを開発し、1ポンドのMOF粉末で12時間ごとに約1.3リットルの水を収穫できることを実証しました。

「私たちはこれまでにない化学構造を、どの材料クラスも経験したことのない数と多様性で作り出しました。そして今、それらはエネルギーと環境のさまざまな応用に広がりつつあります。」

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2026-07-16