x86の新ACE拡張はAMXをどう変えるのか?
Is x86 ready to ACE it?

x86 Ecosystem Advisory Groupが公開したACE(AI Compute Extensions)仕様は、Intel AMXの後継となる新しい行列演算アクセラレータを定義する。ACEはAMXのタイルレジスタを踏襲しつつ、設定を簡素化し、FP8をサポート、内積ではなく外積ベースの命令を採用する。また、2〜7ビットの任意の量子化データ型を変換できる柔軟なデコンバージョン機構や、マイクロスケーリングフォーマット対応のスケールレジスタを備える。ArmのSME/SME2との比較では、ACEの方がデータ型変換の柔軟性で優れる一方、SMEは可変ベクトル長によるスケーラビリティを持つ。本稿では、ACEとSMEの設計思想の違いを、線形代数の観点から詳しく解説する。
ACEはAMXのタイルレジスタ設定を廃止し、常に64バイト×16行として扱う。複素数は削除され、代わりにFP8が追加された。