レコード溝を顕微鏡スケールで物理シミュレーションする「Frieve Vinyl」、SNR 60dBを実測値と一致

Frieve Vinyl Explained – Microscopic stylus/groove physics simulation

レコード溝を顕微鏡スケールで物理シミュレーションする「Frieve Vinyl」、SNR 60dBを実測値と一致

「Frieve Vinyl」は、レコード針が溝をトレースする様子を、視覚的な近似ではなくミクロな物理(Hertz/Winkler接触、粘弾性減衰、剛体力学)でスローモーション再現するシミュレータです。2gの針圧でPVCの降伏応力を超える約0.4GPaの接触圧が発生し、針が感じる粗さはパッチ平均化で解析的に分離されます。トレース歪みは幾何学的に生じ、SNR 60.0dB(実効9.7ビット)は実物のオーダーと一致。ノイズ源にはスタンパー精度を模した3スケールのAR(1)粗さや物理的な塵の堆積モデルを採用。主な簡略化として溝断面の2自由度や1次元粗さなどが挙げられています。

2gの針圧では、各壁面に約14mNの垂直力がかかり、接触圧は約0.4GPaに達します。これはPVCの降伏応力をはるかに超えており、約5×7µmの接触パッチ内の微細な凹凸は押しつぶされて平均化されます。

この日のほかの記事

2026-07-13