欧州中央銀行が金を北米から移す理由:オランダ86トン、フランスも撤収
Why are European countries moving their gold out of North America?

オランダ中央銀行が、米国とカナダに保管していた金約86トンをロンドンへ移したと発表。地政学的不安の高まりを受け、「危機時にすぐ使えるように」備えるためだという。フランスも今年、米国から金を撤収。ドイツも過去に216トン以上を国外から移送済みだ。金の国際価格は2026年2月に1オンスあたり5,394ドルの史上最高値を記録するなど高騰。中央銀行による金の購入量は過去4年平均で年間1,000トンと、それ以前の10年平均の2倍に増加している。専門家は「破局が迫っているわけではない」としつつも、貿易戦争や軍事衝突への懸念から、各国が金の保管場所を分散させていると指摘する。
「私たちはそれらを使う必要はないと予想していますが、回復力と備えを強化する必要はあります」