中世の魔法書『Ars notoria』:知識を瞬時に得るという約束
Artificial Intelligence: Ars Notoria and the Promise of Instant Knowledge
『マトリックス』のネオが格闘技を瞬時に習得するずっと前、中世の学者たちは何年もの困難な研究を省く魔法の写本に魅了されていた。『Ars notoria』は図版と祈りを用いて大学の全学問を高速で伝授すると謳い、56点の写本が現存する。しかしトマス・アクィナスはこれを「不法かつ無益」と断罪し、悪魔との契約に誘うと警告した。実際、使用した修道士は恐怖体験を報告している。
アクィナスの結論は完全に否定的である。この「術」は「不法かつ無益」であり、約束を果たせないという点で無益であり、さらに重大なことに、その「しるし」は人間にも神にも由来しないため、人間を悪魔との接触と契約に誘い込む類のものなのである。