ジョイスは政治を捨てなかった——『星を食う暴徒』の政治学
Starveling Rabblement

ジェイムズ・ジョイスは政治から遠ざかった芸術家と見なされがちだが、本書は彼が生涯パーネル派であり、反英・反教会の政治思想を持ち続けたことを示す。ジョイスの政治は難解だが、それは彼がパーネル主義を隠し、政治家のような謎めいた態度を取ったからだ。彼は社会主義に共感し、シン・フェイン党の経済政策に期待した。アイルランドの独立後も、彼の政治的主張は文学に深く刻まれている。
「教会と帝国が結託していることこそが、ジョイスの政治的怒りの源泉であり、それは最初から最後まで変わらなかった。」