居住可能領域の岩石系系外惑星でヘリウムの大気散逸を初検出
Helium escaping from atmosphere of nearby rocky exoplanet in a habitable zone
科学誌Scienceに掲載された研究で、地球から約35光年離れた赤色矮星を周回する岩石系系外惑星GJ 1132 bの大気から、ヘリウムが流出していることを検出した。この惑星はハビタブルゾーン(生命居住可能領域)内に位置し、ヘリウムの散逸は惑星の大気がどのように進化するかを理解する上で重要な手がかりとなる。研究チームは、ハッブル宇宙望遠鏡とTESSのデータを組み合わせ、惑星の大気中にヘリウムの吸収線を発見した。これは、岩石系惑星の大気散逸を直接観測した初めての例であり、今後の系外惑星の大気研究に新たな道を開くものだ。
今回の観測は、岩石系惑星の大気がどのように失われていくのかを直接捉えた初めての例であり、ハビタブルゾーンにある惑星の居住可能性を評価する上で重要な意味を持つ。