「何でもできるハーネス」を目指して:LLMをチャット枠から解放するAmbianceの設計思想
Towards a Harness That Can Do Anything

著者は数年にわたり、LLMをチャット画面から解放する方法を模索してきた。本稿では、エージェント用ハーネスに求められる要件(直感的、透過的、軽量、柔軟、エラー耐性)を整理し、Unix哲学とLinuxのファイルシステム階層標準(FHS)をアナロジーとして、LLMの事前知識を活用する「Ambiance」というハーネスの設計を提案する。Ambianceは、ファイル変更を監視するイベントバス(カーネル)を備え、エージェント(ユーザー)がLinux環境に慣れ親しんだ形で外部データやツールにアクセスできるようにする。著者は、モデルの事前知識が最も安価なリソースであり、ファイルやユーザー、ログといった既知の概念で構成されたハーネスが、新たに学習させるものより優れていると主張する。
モデルの事前知識はあなたが持つ最も安価なリソースなので、モデルがすでに知っているもの(ファイル、ユーザー、ログ、ドキュメント)で構築されたハーネスは、教え込まなければならないものよりも常に優れています。