ドラマーに追従するシステムを自作してわかった、機械がまだ人間に及ばないこと
How to Follow a Drummer

電子音楽の世界では、人間が機械に合わせるのが当たり前だ。クリックもシーケンサーもDAWも、テンポを変えてもお構いなしに進み続ける。著者はその逆、ドラマーが主導し、テンポやダイナミクス、フィル、エンディングまで追従するシステムを開発した。Androidアプリ「DrumMate」での実装を通して、ヒットをクロックとして扱う誤り、位相ロックループによる推定、フィールとテンポ変化の区別、そして「コースティング」という重要な発見を解説。機械に人間を合わせさせるのではなく、機械に音楽家的な感覚を教えることの難しさと可能性を探る。
小さなずれはフィール、持続的なドリフトはテンポ変化。